「hiroki yoneda」の記事

それは不確定性の代名詞である

それは不確定性の代名詞である。 それは簒奪する。連帯の縄を燃やし、慈悲の手に踵を返し、 すべからく人が真理だと信じていたシステムを脱構築する。 愛を嗤い、地盤を瓦解させ、命を無機質に変質させる。 それは自身の量子的な散逸…

医者が医者に怒る時

同業者だからこそ、医師の怠慢に怒りたくなる時がある。どんな職でもそうだと思う。テストがお上手にできて医者になった人が多いんだから、せめてお勉強くらいしてくれよと思う。(そういえばこれは医学部の教授が苦言として言っていたこ…

頭痛に効く音楽

頭痛学会では全く顧みられていない「音楽」。頭痛専門医になって数年以上たってから、かなり世の中では聞かれていることに気づいた。病院に行かず、薬も飲まずに自律神経が正常化し、頭痛が治るのなら、こんな良いことはない。  「自然…

悲しみの体験

在宅診療をしていてつくづく感じていること。医療者と患者さんのご家族の間には、「容易には埋めがたい溝」が存在する。 例えば初診の日。「もしも、ご体調が悪くなったら、どういう風にして欲しいですか?」とお聞きすると、「悪くなっ…

Sphenopalatine ganglion block ~「群発頭痛」患者さんの手記より~

私のクリニックはちょっと変わっている。 「藤沢市という地域に根差した在宅診療を中心に行う」ことを決心して、「藤沢在宅クリニック」と名付けたのだけど、色々の必要性を感じて、「認知症外来」と「頭痛外来」をやっているのだ。特に…

命のかぎりに

「生き物の死にざま」、多種多様の生物の生まれて死ぬまでを書いたエッセイ。 子供向けかと思ったが、読了してみたら、子供に読ませるにはもったいないくらいの本だった。(毎回こんなことを書いているのは、いよいよ脳が退化してきてい…

それぞれの道、それぞれの帰結

アメリカはインフルエンザに関しても、コロナに関しても一律に「感染爆発」した印象があった。特に「世界一の都市」ニューヨークの惨状ばかりを連日見ていたから。アメリカは世界一医療が発展しているが、医療経済的な問題を抱えているし…

生きることとは~エンデ「はてしない物語」より~

「モモ」があまりに面白かったので、作者ミヒャエル・エンデの代表作「はてしない物語」を続けて読んだ。題名に妙な既視感があり、よくよく考えると・・・むかーし映画でやっていた「ネバー・エンディング・ストーリー」ではないか。変な…

コロナのこれから

この数か月、世界中がコロナウイルスの話題ばかりだった。もうそろそろ忘れたいところだと思う。でも、いつだって、何か事件が起こった後、その後の検証は私たちにとても深い知恵と示唆を与えてくれる。これは人間の歴史そのものだ。 ・…